ラオスに入る資金

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  • 投稿カテゴリー:ラオス
  • 投稿の最終変更日:2022-07-05

実は日本はODAなどを通して、ラオスに多くの支援をしています。ラオスを歩くと、日本とラオスの国旗が並べて描かれたモニュメントを見かけることがあります。日本の土木の技術や建築の技術を使って多くのインフラが築かれてきました。また、JICAの行う支援もラオスの多くの町で見ることができます。しかし、人口700万人という小さなラオスは、日本にとって商業的には小さな貿易相手国の一国に過ぎません。

 

一方、現在、ラオスの最大の支援国は中国です。貿易相手国としてはタイが一番大きくなりますが、投資額としては中国が他国に大きく差をつけているようです。2021年中には中国との国境の町ボーテンと首都ビエンチャンを結ぶ鉄道が完成します。この先、この鉄道の主たる駅では中国資本が主体となって開発が進む予定です。

 

ダムや道路、そして鉄道などの急速なインフラ発展には、債務という大きな問題が残されます。現在でも対外債務は大きくなっており、物資やお金の流れがとまればデフォルトの危機さえあるかもしれません。自国だけでは経済が発展困難なラオスにとっては避けては通れない問題ですが、他国の援助がラオスの人にとって良い発展に向かわせてくれることを願います。

ラオス鉄道
ラオス鉄道の工事