ビエンチャンのタクシー運転手

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  • 投稿カテゴリー:ラオスの人
  • 投稿の最終変更日:2021-10-01

最初にラオスに行こうと思った理由を話しますと、私が台湾を訪れているときに知り合ったインドの男性から薦められたからです。彼は1年半ほど世界を旅し続けていると言うので、「じゃ、どこの国が一番良かった?」と質問をしました。「ラオス。」そう返ってきました。その良さを淡々と語り続ける彼を見て、ラオスの良さが間違いなく真実だろうと思ったのです。

 

ラオスに飛ぶには日本からの直行便はなく、タイかベトナム経由になります。初の渡航は5日間。私は夜遅くにビエンチャン空港に到着し、タクシーで予約先のホテルに向かうつもりでした。やはり最初に訪れる国、こちらも絶対ぼったくられない決意と身構えだけはしていました。タクシーの運転手さん、なかなかの片言英語につきコミュニケーションが取りずらく、普段から無口なのだろうと思わせる彼の横顔だけを私はチラチラと見ていました。

 

彼はネオン灯るホテル街の道をゆっくりと流していました。その途中、とても派手で若者がたくさん集まっているバーがあるホテルの前に車を停め、彼は一人ホテルの中に入っていきました。これは何やらあやしいぞ、どこぞでぼったくられるかも、と私の鼻が感じ始めていました。彼は帰ってくるとホテルを指差しながら「OK、OK。」と言っています。ようやく状況を察した私はガイドブックを取り出し、このホテルだ、レッツゴーだと言ったのです。彼は「ah~」と声を出し、私の言わんとしていることを理解してくれました。その時に見た彼の表情の変化がとてもやさしかったのを覚えています。この国はきっと良い国だろうと思い、気持ちがただ緩みました。

 

ビエンチャンで空港からタクシーを利用するには、空港出口にあるタクシー専用カウンターで行き先を告げ、前払いで料金を払います。そのため割増料金などなくとても安心です。この時の私は町の中心部に行くと告げており、降ろしてもらった後にホテルを歩いて探す考えでした。街の中心部であればどこで降りても料金は変わりません。通常、そのタクシーカウンターでホテル名をしっかり告げておけば、運転手さんはホテルまで直行してくれるはずです。

ビエンチャンの街
ビエンチャンの街