ラオスのコットンについて

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  • 投稿カテゴリー:コットン
  • 投稿の最終変更日:2021-09-18

ラオスのコットンの特徴として、繊維が短いということがあげられます。そのため、機械を使って細い糸を作るには不向きで、糸は太く、生地も厚めの生地になります。


内陸の不便な中にあって、交易の少ない山奥に暮らす人々は、自分たちの生活に必要な衣類などを作るために必要な知恵や技術を培ってきました。特にタイルー民族の方々が作り出すコットン製品は評価が高いです。


1980年代からフランスの支援の下にコットン産業の工業化に向けて取り組んだ時期もあったようです。しかし、長い繊維のものを作ろうとしたり、農薬や化学肥料を使おうという取り組みが、逆にコットンの生産量、品質、価格を下落させてしまいました。そのころに産業化のために多くの機器が輸入されましたが、多くが廃業の後に鉄くずになってしまったようです。結果として、ラオスに昔から根付いていた綿花、綿布の生産方法、タイルー族の技術などが現在に残っています。しかしながら、世界の綿花は各国の政策により安価に取引されており、ファーストファッション製品が市場で購入できる現在において、この技術の継承者も少なくなってきています。


この国の綿花は、お米、フルーツ、野菜などの畑の片隅で、もしくは2毛作のための副作物として作られることが多いです。全体の生産量はとても少なく、あくまでも米や野菜などの食物がメイン作物となります。しかし、焼畑や二毛作などの農法が行われてきた土地で育つ綿花には農薬の使用がほぼなく、オーガニックとは表示されませんが、綿そのものは自然のまま育てられたものです。


ラオスの農民にとって綿花は他の農産物と比較して競争力がなく魅力のない作物ですが、この地のコットンは他の地の物にはない魅力を持っていることは間違いありません。

(HELVETAS LAOS様が2008年に発行された研究飼料を参考にさせていただきました。)

インディゴの入ったポットの前で糸の染色準備
インディゴの横で染色準備
織る前の糸の準備
機織り前に糸の長さを測り準備します